慧日は体つねに明なり ただ浮雲の障るに為る『五部陀羅尼問答偈讃宗秘論』
智慧の光は常に輝いている。障害となるのは浮き雲が遮るためである。
心暗きときは遭う所ことごとく禍いなり 眼明らかなれば途に触れてみな宝なり『性霊集巻第八 招提寺噠嚫文』
心が暗いときは、見聞すべてが災いになってしまう。しかし、心が明るければ、することなすことが順調に運ばれ、すべてが宝ものになる。
ぶつぶつ小言を言ってはいけません。
小言や不平の心は立ちのぼる煙のようなものです。
小言や不平を立のぼらせばあなたの周囲は煙るばかりです。
自分の心に描く煙を見て、この世界は何という鬱陶しい世界なんだなどと言って小言を言うのは愚かなことです。
小言をやめ不平をやめ、ちょっとでも有りがたいところがあれば、そこに感謝するようにすれば、不平の煙の代りに、感謝の光がこの世界に立ち初めて来て、それが次第にひろがり周囲全体が光輝くようになって来るのです。
今あなたのいる世界の光景は、あなたの今の心境にとって最も適当な環境なのです。
現在の環境を好まなければ逃げ出しても仕方がないのです。
心を変えればよいのです。
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