「神の国は汝の内にあり」と昔の聖人は言われたが、「汝の内にある神の国」とは自分の内にある「魂の国」のことです。
その主権を持って魂の国を支配する者は「内在の神の子」又は「内在の仏性」です。
そしてその「魂の国」の人民は、吾々の考える「想念」(心のおもい)、吾々の語る「言葉」、吾々の実践する「行い」です。これを身・口・意の三密という。
先ず自己の人生の幸福度を高めようと思うならば、自分は自分の人民たる「想念」に命じて、善き事をのみ想わしめなければならないし、自分の人民たる「言葉」に命じて、善き言葉を語らしめ、自分の人民たる「行為」に命じて、悪しき習慣を断じて捨てしめなければならないのです。
例えば、健康を求むれば健康を想い、健康を語り、健康者の如く行ずるのです。
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