年々に 松うつ柱 古りにけり 高浜虚子
明けましておめでとうございます。松飾をはじめ正月飾りが地域に新たな気を放っています。
最近の松飾といえば、太い竹を斜めに割った立派な門松のイメージが強いと思いますが、古くは山から松の木などの生木を伐ってきて、一本または二本対にして門口に立てるといった、比較的簡素なものでした。これを「松迎」と呼び、年神さまの降臨するご神木として立てました。土地によってその形や種類もさまざまですが、多くの先人からの心のバトンとして伝えられてきているのかもしれません。
時を越えて「くりかえす」ことで気づかせていただくことがある…。あなたにとって年神さまとはどのような存在でしょうか。年神さまを感じることができる、否、年神さまを家にも町にも心にもお迎えすることができる、そんな新春を送りたいものです。合掌
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